外国為替取引は簡単
外国為替証拠金取引は、リスクが高く取っつきにくいと感じる方は多いと思いますが、投資信託・株投資における個別株の価格変動リスクと比較すると為替リスクの方が低いのではないでしょうか。個別株は株数と市場要求(売り買い)の比率の関係で価格が上下します、特に出回っている株数の少ない銘柄はちょっとしたニュースで大きく価格が変動することがあります。それに対し、為替相場は全世界の機関投資家が数兆円の資金を為替市場で取り引きしているので比較的緩やかな変動になります。ただ、株の売買には値幅制限があり一日の変動幅が決められているのに対し、為替相場には値幅制限がありません。ひとたびことが起これば、一方向に大きく為替変動を起こすこともあります。リスク管理という面では、FXには自分自身でリスクコントロールできる仕組みが用意されています。FX業者の多くは自動売買システム機能を備えていますので、投資家が自分の定めた損失額を設定しておくと、為替が自分の思いと逆に動き評価損が発生しても、一定額以上の評価損になった時点で自動売買システムが外貨を精算し定めた額以上に損失がふくらまないようにできます。つまり、「損切り」を機械的に実行することで損失の拡大を防ぐというリスクコントロールが厳密に実施できるのです。FX取引業者の大部分が提供しているFX取引自動売買システムの基本的な使い方は株取引でもよく使われる指値注文です。例えば、「1ドル=109円の時、105円まで円高ドル安に為替が動いたらドルを買う」というようにポジションを建てる注文を設定するのが指値注文と呼ばれるものです。反対に、ある値段まで為替レートが動いたときに売り注文を出すのを逆指値注文(ストップ注文)と呼びます。「1ドル=110円でドルを買ったんだけれど、1ドル=108円まで円高ドル安まで為替相場が動いたら、ドルを売って損切りしたい」場合に使えます。ポジションを持つ注文を出すのを指値注文と呼び、今持っているポジションを解消するのを逆指値注文(ストップ注文)と覚えてください。(FX取引では売りポジションを持つことができます。売りからはいる場合も指値注文と呼びます。) 損切りが苦手な人には、この逆指値注文(ストップ注文)は良いツールです。あらかじめ、自分でどれくらいの水準で損切りするかを決めておき、その条件をストップ注文に設定するだけで損切り設定ができてしまいます。これを設定しておけば、たとえ為替マーケットをチェックできない時に為替相場が大きく動いても損失の拡大を防げますし、決断を躊躇して損切りタイミングが遅れ損失が拡大することもありません。